欠片のピアス

こんにちは。
ブログ6日目。(三日坊主にならなかった自分を褒めつつ・・)
本日は、昨日に続き石の作品をご紹介します。

 

『石のジュエリー』と称して制作いる石を枠に収める形の他に、もうひとつ違うタイプのピアスとネックレスを作っております。称して『欠片のジュエリー』。

石はその都度色々なのですが、今回ご紹介するものはフクサイト。種類は水晶で日本名はクロム白雲母と言います。若めのグリーンが透明な部分に滲み出ていくような様子が独特で惹きつけられました。

欠片のジュエリーは裸の状態をキープしたい石に出会った時に制作するようにしています。
石そのものの魅力が感じられるように留め方を考えます。

 

小さな粒を火で溶かして作り、それをさらに溶かし合わせて繋ぎパーツを作ります。

 

石の凹凸に合うように粒を繋ぎ合わせたら、くるりと巻くための線とピアスのポストをロー付けしてパーツを完成させます。

 

余談:一時、制作工程で目に負担がかかり過ぎで持続が難しい面が出てきていたのですが、その辺はゴーグルなどで対策を考え直し再び展開することができています。(学校で教えてもらってるとは思うのですが、もし裸眼で作業されている学生さんなど読んでらしたら、どうぞご注意くださいね。)

 

磨いて巻きつけて完成です。
可愛いです。。(また始まる愛おしさ・・)
職業柄なのか類像現象のようなことを極力しないようにして生きているのですが、この粒を巻くシリーズに関しては、どうしてもハチマキをしているおじさんに見えてしまったり、ネクタイを締めているおじさんに見えてしまったり、、そしてそれが何とも愛おしい・・と悶絶する不思議な多幸感を完成時に頂いております。

(※みなさま、決して共感していただかなくて大丈夫です!)

 

それでは、一個一個をピックアップして本日のレポートとさせて頂きます。

入手したものの中で唯一褐色ベースだったもの。
大きめですが、クリアなこともあり程よい存在感で耳に留まります。

 

こちらは石の上下の表情が異なるのが特徴です。この写真では石の下が鉱物生えてきた部分。キノコでいうと石突きに当たる感じでしょうか。上が成長過程の部分。二つの要素をつなぐようにグリーンのドットが入っているのも乙です。

三つ並べて撮った写真では石突き側を上にして撮ってみたのですが、耳につける時も気分で上下を変えて表情の変化を楽しんでいただけそうです。

 

最後は、グリーンとクリアがほぼハーフの小さな石。
三つの中では一番小さいですが、存在感があります。大きさと存在感が比例しそうでしないところもまた面白みのひとつ。

 

片耳に欠片のピアスをつけて逆の耳には金属のみのピアスをつけたり、他の素材のピアスをつけたり、と楽しみに幅を出せそうです。

 

こちらも近々販売予定の候補です。どうぞお楽しみに!