石のジュエリー原型制作

2013年から作り始めた石のジュエリー。
おかげさまで展示のたびに気に留めて頂き、これまで沢山の形を残すことが叶ってきました。
作っている様子については今まであまりお話する機会がなかったので、このタイミングで書き記しておきたいと思います。

入手した石たち。
枠におさまりやすいように少し形をやすったり、横長のものは割って半分にし、ピアス用に整えます。
この石は小さな結晶のかたまりが表層に出ている鉱物で、ドゥルジーアゲートと呼ばれています。

 

ひとかけらと向き合い、枠の形を思い浮かべ、ざっくり絵を描いたのちに、蝋で原型を作っていきます。
石が前に出てくるようにするのか、額縁のように枠内に収まる形にするのか
全体の素材、それに対して爪の色は同色にするか、変えるのか・・などもこの段階で練っていきます。

 

蝋原型を作るのに使う道具はほぼこれくらい。
ワックスペンなど使っていた時期もあるのですが、今のところアルコールランプとスパチュラが自分のマストアイテムです。

 

ここから先の鋳造のお仕事は一旦ジュエリー鋳造専門の職人さんにお任せ。
時に原型のアドバイスをくれたり、地金を紹介してくれたり、と。頼もしい鋳造屋さんです。

鋳造屋さんから上がってきた枠の裏面を整え、爪やパーツを付け完成へと向かいます。

完成品はまた後日に。